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2024.01.13 Saturday

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2017.09.30 Saturday

[chapter 279] His Girl Friday/ ハワード・ホークスが発明した「速度のある科白」/ 日本一番/ トマス・ハリス「羊たちの沈黙」読了/ 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を川床料理の店にて読み始めるほか




(近況)
カオサンロードで珍しい冷房付きレストラン「日本一番」に行きました。(カオサンは西洋人向けのオープンエアのレストランがほとんどなのです)


2017年9月26日(火) バンコク 54歳

His Girl Friday

2017年9月28日(木) バンコク 54歳

トマス・ハリス「羊たちの沈黙」



今週はすき間時間を使ってずっと「羊たちの沈黙」を読んでいた。20時30分すぎ読了。
映画は何十回も観ているので完全に映画のイメージで読み進められた。
主人公のクラリス・スターリングとジョディ・フォスターは完全にイコールだ。ジョディ・フォスターとわたしは同い年(誕生日が1ヶ月くらいしか違わない)なので「アリスの恋」から始まって「白い家の少女」「ダウンタウン物語」「タクシー・ドライバー」「リトルマン・テイト」「コンタクト」「パニックルーム」「フライトプラン」そして最新作の「エリジウム」までずっと同年輩の登場人物として感情移入して見続けてきた。「告発の行方」だけはまだ観てない。
2017年9月29日(金) バンコク 54歳

今日買った本と食べたあんみつ



色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上春樹 文春文庫
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集 1997-2011 村上春樹 文春文庫
ダンシング・ヴァニティ 筒井康隆 新潮文庫
京ろーる 和菓子あんみつ(エムクォーティエ)




エムクォーティエ地下にある「京ろーる」。初めてきました。床に透明のアクリル板が張ってあり、川床料理の店みたいだ!京都の甘味処というコンセプトみたい。グッドアイディア!筒井康隆の「ダンシング・ヴァニティー」は文芸誌の新潮で連載中に読んで衝撃を受けた作品。続きを読みたいと思っていたらあっという間に10年が過ぎついに作品と再会した。
2017.09.23 Saturday

[chapter 278] 「わかってないよ、この人」/ 津本陽「薩南示現流」に若き頃の樺山資紀が登場!/ Jane Aire and The Belvederes − Come see about me/ ロアルド・ダールとアーネスト・ヘミングウェイの身長差/ 樺山愛輔の建てた国際文化会館をめぐるシンクロニシティーほか




(近況)
自宅から5キロほどの距離に立地する、タイ国鉄トンブリー駅に行きました。


2017年9月13日(水) バンコク 54歳

今日買った本


2017年9月14日(木) バンコク 54歳

「わかってないよ、この人」

2017年9月16日(土) バンコク 54歳

チャオプラヤ左岸散策
2017年9月18日(月) バンコク 54歳

今日買った本



今日買った本
東京飄然 町田康 中央公論新社
飛行士たちの話 ロアルド・ダール ハヤカワミステリ文庫
羊たちの沈黙 トマス・ハリス 新潮文庫

ソイ24/1 のエロ按摩屋の並んでいる通りの古本屋にて購入。神谷美恵子さんの全集を探したが見つからず。



その前食事中はずっと白洲正子自伝を読んでいた。白洲さんの父上の樺山愛輔は国際文化会館の開設に携わったと書いてあり、わたしと結びついた!大学時代、ここのコーヒーハウスでウェイターのアルバイトをしていたのだ!
メモ。津本陽の「薩南示現流」にこの軍服を着て幼女を膝に乗せている老人、樺山資紀の青年時代の肖像が出てくるのでチェックすること。(白洲正子の父方の祖父)

古書店で本を手に取る時間は自分の人生でかけがえのない時間。もう人生後半戦なので一冊一冊噛みしめるように読んでいきたいが、あくまで読書は「促し」(by m.プルースト) だからどんな本を読んでもそこから先が大切なのだ。その本を「どう」読むか。



9月13日はロアルド・ダールの誕生日(1916年)でツイッターのタイムライン上にダールの写真が並んだ。身長190センチくらいの大男だったようだね。ヘミングウェイと並んだ写真を見るとヘミングウェイが小男に見える。
解説をパラパラ見ていたらダールの奥さんってパトリシア・ニールなんだ、知らなかった。ということはゲイリー・クーパーと不倫したあとに結婚したのか。

(参考記事)「太平洋機動作戦」(1980年2月1日の日記より)



ちょっと脱線するとヘミングウェイで思い出したが、ハワード・ホークスの「脱出(To Have and Have Not)」で、ヘミングウェイの原作をホークス、ウィリアム・フォークナー、ジュールズ・ファーズマンなんかがディスカッションして創り上げる現場を見たかったな。当時ホークスは後年の黒澤明のように複数ライター制を導入してリー・ブラケットやベン・ヘクトなどと良い仕事をしたことがインタビューで語られている。40年代のホークス作品を研究したい。
それにしても、ハワード・ホークスを媒介にしてヘミングウェイとフォークナーという二人のノーベル文学賞作家が関わって作品を創っているって相当にすごいことだと思う。

「羊たちの沈黙」を読む前に前作のレクター博士ものを読んでおいたほうが良いのだろうけど、本棚に目に止まったので買ってしまった。あの映画版は本当に好きでケーブルテレビで放映されてるときはどの場面から見ても引き込まれるね。何十回と観ている映画。



この映画を観て、オハイオ州のベルベダーという地名から、1980年ころスティッフレコードからデビューしたジェーン・エア&ベルベダーズの名前の由来を理解した。ディーボやティン・ヒューイなどオハイオ州出身のニューウェーブバンド多かったよね。
などと脱線しまくりですが、そろそろ帰ります。
2017.09.09 Saturday

[chapter 277] 映画「マーニー」の操車場のシーン/ 訃報 土屋嘉男 / 訃報 ホルガー・シューカイ / 高橋鮎生さんのジャーマンロックの話/ ヤナーチェク「シンフォ二エッタ」にEL&Pの「ナイフエッジ」のフレーズ発見/ 免停講習/ 今週のラープほか


バス内に侵入したキリンさん(2017年8月23日カンチャナブリーのサファリパークにて)


2017年9月8日(金) バンコク 54歳

映画「マーニー」の操車場のシーン

2017年9月7日(木) バンコク 54歳

訃報 土屋嘉男



訃報 ホルガー・シューカイ

2017年9月5日(火) バンコク 54歳

今日買った本



今日買った本
うずまき猫のみつけかた 村上春樹 新潮文庫
職業としての小説家 村上春樹 新潮文庫
村上ラジオ 村上春樹 大橋歩 新潮文庫

「1Q84」を読んでテンションが上がったのでまた春樹本を購入しました。本当は「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」という長編を読みたかったのですが、古書店になかったので以上の随筆や講演集を。

先週の「1Q84」体験で出てきた低レベルのシンクロ二シティ(by 根本敬)の数々。しまいには房総半島の千倉が出てきてピークを迎えたね。もし日本に住んでいたらこのGWは確実に行った場所だったし。
2017年9月6日(水) バンコク 54歳

ヤナーチェク「シンフォ二エッタ」



村上春樹「1Q84」に冒頭から何度となく出てくる曲。初めて聴いた。(はじめはヤナーチェクって架空の名前とさえ思っていた。)ELPの「ナイフエッジ」のフレーズが出てくることを発見。中学の頃から知っているフレーズだ。



EL&Pはわたしの中学時代はレコードで聴くしか方法はなかったわけです。こうやって今、映像を見ることができる、すごい時代だと思います。その分、音から得られた想像力は減退している気はしますけれども。私は友人にカセットに録音してもらってテープが伸びるほど聴きましたよ。渋谷陽一の「ヤングジョッキー」のころかな。
2002年9月6日(金) 横浜 39歳

免停講習



30日間免許停止処分の通知が来、出頭指定日だったので交通安全センターに行ってきた。
免許証を預け1日講習を受けると、免停は1日だけで残りの29日間は処分を免除してもらえる(帰りには免許証を返してくれる)というシステムなのである。講習料は13800円。のぞめば駅で不法駐車の自転車を撤去したり、中央分離帯のポイ捨てのゴミを集めたりする「社会参加」というコースもある。こっちにすればよかったかな。
授業はひたすら退屈で時間を持て余した。お約束の交通事故災害の悲惨さを訴えるビデオを見たり、シミュレーションシステムによる擬似運転体験で自分の運転を診断したり、最後にはペーパーテストまであった。朝9時から午後4時までひたすら耐えに耐え、そして免許証を返してもらったのであった。しかし24時までは免停期間中なので、その間絶対に乗らないでくださいと念を押され誓約書まで書かされた。

生まれた時も場所も異なる70名の人間が何の因果が一日時間と空間を共有する。不思議な体験だった。


(今週のラープ)

アヒルのラープ(2017年9月8日、シーロム・コンベント通り HAI)
2017.09.02 Saturday

[chapter 276] Lager Beer U/ 布製ティーバッグ/ 村上春樹 「1Q84」/ CATタワー前、牽引される貨物船ほか


チャオプラヤ川CATタワー前、牽引される貨物船(2017年9月3日)

2017年8月30日(水) バンコク 54歳

今日買った本



2017年8月31日(木) バンコク 54歳

[読書]村上春樹 1Q84

村上春樹「1Q84 BOOK1 前編」読了。行き帰りの通勤電車。仕事でタクシー移動中の渋滞のスクムビット通り。昼休みのレストラン。そして今自室。357ページを1日で一気に読み込んだ。

頭が激しくシェイクされている。まず空間からいくと、首都高3号線。東急新玉川線(当時の名称)。国鉄中央線。青梅線ないしは武蔵五日市線。本栖湖(明らかに上九一色村)。

次に固有名詞、団体。これは今後どのように展開するのかわからないが、現実に存在する団体名を想起させるので自然とサスペンス性が高まる。その団体名はここには書かないがノートして読んでいくだろう。あと、ピンクの公衆電話とかワードプロセッサーとかウォークマンなどの1984年当時あって2017年の読書している現在において意味が変容している記号をいくつも散りばめていることも気になった。

最後に時間軸について。これが最もこの小説の推進力になっているところだろう。つまり、現存しないフィクションとしての架空の出来事があり、それが現実世界で実際に起こった複数の重大事件と関連づけられようとしている。その接合部分に小説内小説の入れ子構造を作者は創り出し構成している。ようだ。
まだ1/6 しか読んでないがこれからどう展開していくのか楽しみでしょうがない。(以上、アイフォンにて記す)

(追記)
自分の日常生活を送っていた時空間が小説の舞台になっている。東急新玉川線に乗って通学していた自分。その頃まわりでオーウェルの「1984」やユイスマンスの「さかしま」を語る人は少なくなかった記憶はある。でもあの時代に大学生だった自分が感じていた時代の空気はこの作品からは残念ながら今のところ感じられてはいないのだが。
2017年9月1日(金) バンコク 54歳

一昨日買った全6冊の小説本、早くも3冊目に入った。明日明後日の週末で読み終える予定です。




Lager Beer U(2017年9月2日)


2017年9月1日(金) バンコク 54歳

布製ティーバッグ

2017年9月2日(土) バンコク 54歳

[読書]村上春樹 1Q84

スクムビットソイ5のアマリブールバードホテルのロビーのソファーにて「1Q84 BOOK2 後編」読了。本作品には、一九八四年当時にはなかった語句も使われています。これはどういう意味なのだろう。



この小説は読後に全体を振り返るべき小説ではなく、読み進めている途中「今この」瞬間に生成されるものを自分から吐き出しながらその出てきた二次構造物の分析を本作の分析と並行しつな同時に行なわなければならない、ような気がしています。
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