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2013.12.07 Saturday

[chapter 89] 「小判しぐれ」山中貞雄 / 「WILSON」 SKETCH SHOW / 映画「ダウンタウン物語」のジョディ・フォスター / 鈴木英人「For You」と永井博 / 上野公園韻松亭で忘年会 / エスター・フィリップス/ ずうとるび「ウッカリBOY チャッカリGAL」ほか

(近況)ニヒル牛マガジン連載陣の某さんが東南アジア旅行の途中バンコクに立ち寄ったので、一緒に食事をしました。





ウォンエンヤイのヌンソットディムサムで香港風点心やフカヒレスープ、牡蠣入りオムレツなどいただきました。馬鹿話をたくさんして楽しい宴でした。




  小判しぐれ
 フィルムは現存せず、シナリオと人びとの記憶に存在するだけの幻の作品。しかしながら日本映画史上に残る傑作であると筆者は確信する一本。
あまりにも有名な抒情的スポークンタイトル
『流れて』『流れて』『此処は』『何処じゃと』『馬子衆に問えば』『此処は信州』『中仙道』
 映像と字幕画面との美学的融合を達成したこの場面の圧倒的魅力は当時の大学生を始めとする先進的映画ファンを虜にしたという。その一人としてキネマ旬報に記事を寄せた岸松雄のレビューを部分的に引用した論文()がある。この映画のことを知ったとき、この映画を観られない時代に生きている不幸を呪い、自分の生まれてくる時期が四〇年遅かったと、身悶えする日々が続いた。
 「小判しぐれ」(一九三二年 山中貞雄監督作品





SKETCH SHOW「WILSON」
 元YMOの細野晴臣、高橋幸宏の二人が二〇〇二年に結成した新ユニットのデビューアルバムの四曲目、「WILSON」が気に入った。当然ブライアン・ウィルソンを想像してしまうのだが、曲を聴いていると途中Bメロに移るところで突然マスターテープをぶったぎってテープを接合したような「ぎごちない」ミキシングになる個所は「PET SOUNDS」の「素敵じゃないか」あたりを彷彿とさせ、にやりとさせられた。だってハル・ブレイン風ドラミングが出てくるんだもん。これ、いいですよ。
 また、インタビューを読むと「WILSON」にはもうひとつのエピソードがあるという。「ブライアンっぽい曲がやりたかった時に、映画〈キャストアウェイ〉のなかに出てきたWILSONの話(注:無人島にたどり着いた主人公が、WILSON社のバレーボールを心の支えに生き延びる話)を観て、曲にできるかもしれないと思った。細野さんが、ボールのWILSONとブライアン・ウィルソンの共通性を紙に書いてくれるわけですよ。〈WILSONは砂の上にいた。ブライアン・ウィルソンは砂の部屋にいた〉とかさ(笑)」(高橋幸宏)
(追記)「キャスト・アウェイ」は二〇一一年頃観ましたが、けっこう好きな映画でした。





「私の名前はタルーラ」ジョディ・フォスター
 「ダウンタウン物語」。これはわが青春前期もっとも「萌え」た映画の一本です。この映画の作品世界にずいぶん長い間住んでました。サントラ盤も持ってます。 公開初日早起きして有楽町スバル座に行って、生ジョディー・フォスターを観ました。一生忘れられない思い出です。
ジョディ・フォスターは一九六二年一一月一九日生まれ、わたしとはわずか四〇日しか生年月日が違いません。同い歳なのに、どうしてあそこまで光輝いているのか謎で、一〇代のころはずーっと彼女との妄想世界に耽溺しておりました。
「マイ・ネーム・イズ・タルーラ」は名曲だなー。ポール・ウィリアムズのもうひとつの代表傑作ですね。もうひとつはあえて言いませんが。
[追記]
一九七六年の公開当時この映画は大半の評論家に酷評されている中、唯一、





田中小実昌だけが絶賛していて、それでコミさんファンになったという思い出の一本でもあるんですね。
「ダウンタウン物語」(一九七六年 アラン・パーカー監督







 鈴木英人「FOR YOU」と永井博
 グラフィックデザイナーでイラストレーターの永井博がラジオのインタビューで興味深いことを言っていた。山下達郎の一九八二年発表の『FOR YOU』は最初、永井のところにジャケットデザインのオファーが来ていたらしい。ところが、前年発表の大瀧詠一の『A LONG VACATION』がバカ売れしてしまったものだから、キャラがかぶるのを怖れて山下のスタッフサイドはオファーを引っ込めてしまった。そして、鈴木英人()のあの有名なイラストレーションのレコードジャケットが生まれたのだという。
 へぇー、初めて知った。歴史の偶然なんだね。『FOR YOU』はかなり聴きこんだけど、やっぱ永井博のイメージじゃないよな。
 ちなみにわたしが美大生だったころ(一九八二〜八六)は湯村輝彦の「ヘタうま」イラスト全盛期で、ミーハーのわたしはイベントをよく観に行った。そのとき永井さんもたまに来ていて、二人のソウルミュージック、R&B話をえんえんと聴かされたものだった。湯村さんと会って黒人音楽にイレこまなかったのは糸井重里だけって伝説があるくらい湯村輝彦の影響力は圧倒的だったんだけど、永井博も見事に「やられた」口らしい。 
[追記]と思ったら、山下達郎のバックを務めていた青山純さんの訃報が届きました。プリズム時代はよく演奏を観に行き、好きなドラマーでした。ご冥福をお祈りいたします。





  (自分用メモ)長所と短所
 長所
・みんなが無視してしまうようなルールも、きちんと守ろうとする真面目さがある。
・常識にとらわれずユニークな発想の持ち主で、おもしろいダジャレを思いつくのが得意。
・気に入ったことやのめり込んだものへ熱心さはピカイチ。
・好きなことは最後までやり遂げる。
・年齢や身分で相手を判断せず、平等に接することが出来る。
・友達を裏切るのは良くないと思っている誠実さがある。
・知識欲が旺盛で努力家。
・熟語や専門用語に関心が高いため、たくさん知っている。そして暗記が得意。
 短所
・不器用で無表情。
・自分の思いを言葉で表現するのが下手で苦手なため、誤解されやすい。
・社交辞令、冗談が分からない。
・リセット、応用が苦手。
・やっていることを中断されるとパニックを起こしてしまう。
・二つ同時に何かをすることが出来ず、3人以上になると会話が出来なくなってしまう。





・昔のこと、特にイヤなことを鮮明に覚えているためフラッシュバックを起こしてしまう。
・同じ事を何度も言う、独り言が多い。
・突然体調を崩す事がある。
・空気が読めず、相手の考えや気持ちが分からないため苦労してしまう。
・他人から言われたことをいつまでも気にしてしまう。
・人の気持ちを理解したり、他人の立場に立って考えることが苦手。
・言葉の裏の意味を理解することが苦手。
・言葉を言葉通りに受け止めるという特性があり、「何回聞いたらわかるんだ」と言われたときに「まだ3回しか聞いてません」というように答えてしまう。言葉の裏にある意味を想像できないので、たとえ話や皮肉が通じない。
・アイコンタクトができない。表情を見たときに、そこから相手の感情を読み取ることも苦手。
・物事の理解に時間がかかるので、電話など臨機応変の対応は苦手。また、話を聞きながらメモをとるという作業の同時進行が苦手。
・嫌なことを思い出し我慢できなくなると、激昂してツイッターなどインターネットのつぶやきサイトに負の感情をぶちまける。





上野韻松亭で忘年会(二〇〇二年一二月七日)
 上野公園の韻松亭にて忘年会。幹事を務める。二一名参加。
一時期横山大観も経営に参画していたという明治から続く由緒ある料理屋。午後六時に上野寛永寺から聞こえる鐘の音が風情があり、よかった。女将さんが横山大観のことを 「大観先生はずいぶんとお酒が好きでして、このお店を買い取ったときはすごい出鱈目な経営をしてすぐに潰してしまったんですよ。それでうちの祖父が大観先生から店を引き継いだんです」と言っていた。
あの『生々流転』の横山大観がずいぶん身近に感じるようになったよ。
[追記] 先日『感動プレイバック50年』(NHK)を観ていたら、一九五〇年代に収録された横山大観と吉川英治の対談シーンがあった。二人とも泥酔していて、今のテレビではとても放送できるような内容ではなかったのが面白かった。まだテレビが世の中に定着する以前の時代だから、顔を無理に「作る」ことをせず、自意識が無防備になっていたんだろうな。大観なんて名前を出さなかったらただのヨッパのジジィだもん。豪放磊落すぎる。







拝啓 2002年もいよいよ押し迫ってまいりました。
皆様にはご多忙のことと存じます。

さて、本年も昔の仲間で集まって忘年会を開催
することになりましたのでご案内申し上げます。

今回は皆様の会話がさらにはずみ、旧交を温められるよう
上野公園の韻松亭(いんしょうてい)という
日本料理のレストランを予約しました。

明治8年開業、125年の歴史をもち
横山大観も一時期オーナーだったお店です。
明治大正昭和平成と四代に渡り
風流を愛する人々に育てられてきました。
場所は上野恩賜公園に面し、
周囲には不忍池や寛永寺などがある抜群のロケーションで
特に1日2回(正午と午後6時)に鳴る寛永寺の鐘楼の鐘の音は
格別の味わいと趣きがあります。

内外ともに暗い世の中で、なかなか光明が見出せぬ昨今ですが
そんなことをひと時忘れ皆様と楽しく語り合えれば、と
存じます。奮ってご参加ください。

      
          記

日時  2002年12月7日(土)18時〜21時
   (18時に鐘が鳴りますのでぜひそれまでにおいで下さい)

会場  韻松亭(いんしょうてい)
   
    東京都台東区上野公園4番59号 
    TEL 03−3821−8126
    (JR上野駅公園口下車、徒歩3分)(以下略)



(今週のおまけ)

エスター・フィリップスの1975年のヒット曲。歌も演奏も最高に好きですー。



エスター・フィリップスのバッキング演奏を聴いて思い出したけど、続いてこんなのはどぉ? ずうとるび「ウッカリBOY チャッカリGAL」。1979年東宝映画「ピーマン80」主題歌。ずうとるびはこの曲がいちばん好き。山田くん(山田隆夫)脱退後の第2期ずうとるびを熱く語る人はさすがにもういないか(笑)。ハルヲフォン解散後の高木英一&恒田義見セッションバンドでも演奏していたな。(渋谷屋根裏で観た記憶あり)


今日は気分が良いから3曲貼ってしまおう。わたしのカラオケの定番、ゴールデン・カップスの「愛する君に」。最高に好きです。1968年リリースなので、もちろんリアルタイムでは間に合いませんでしたが、学生時代、レコードを買ってよく聴いていました。あえて紹介しませんが、凄いメンバーですよネ。あ、そうそう、今あるさんが観ている1975年のドラマ「悪魔のようなあいつ」に時宗さん(デイブ平尾)出てましたよね、確か。


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2017.04.27 Thursday

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